インドネシア横断14日間インドネシア 14日間 ~ジャカルタ編~ 空港にて インドネシアにはいつもシンガポール経由でジャカルタに入る。今もであるが、当時もインドネシアの治安は良くなかった。日本人駐在員がタクシーで帰宅中に郊外に連れて行かれて殺害されたという事件が起こったりしていた。日本人は狙われやすい。ましては一人旅、できるだけ明るいうちに現地に入りたいという気持ちがあった 成田からシンガポール。シンガポールからジャカルタ。ジャカルタ入りは翌朝9:00ぐらいになる。いつものように空港でホテルの予約。¥2000~¥3000で手ごろなホテルを予約。タクシーでガンビル駅に。ジョジャまでのチケットの予約にいく。タクシー乗り場で空港タクシーの値段を確認。市内まで110000ルピア。(当時のレート 1000ルピア=約¥15)以前より高くなっていた。白タクのおじさんと交渉80000ルピアで交渉成立。そのとき・・・。 10歳ぐらいの子供が私のバックに手をかけた。「運んでやる」と言っている。運転手の子供かとおもった。タクシーまではたいした距離ではない。拒否しても放さない。仕方なく運んでもらった。タクシーに乗ろうとすると子供が袖を引っ張り、チップを要求してきた。確かにそんなに親切なわけがない。ポケットから紙幣を取り出し10000ルピア札を渡そうとすると、廻りから小さな子供たちが4人出てきた。10歳ぐらいの子供が「5人いるから五人分よこせ!」といっている。どこの国にもある光景だが・・・。さすがにガーンと頭を打たれた感じだった。仕方なく20000ルピア渡してタクシーに乗る。子供は「サンキュー・ボス」といって小さな子供たちを連れて立ち去った。さしずめ彼があの子供たちのボスなのだろう。10歳ぐらいにしては、かなりたくましい。 タクシーでガンビル駅に到着。ここでも、小さなトラブル。80000ルピアという小銭がない。子供に20000ルピア札を渡したからだ。仕方なく100000ルピア札を渡す。運転手がなにやらモゾモゾしている。おつりがないという。「やられた」と思った。おつりはいいよというと。「サンキュー・ボス」といって運転手は立ち去った。このあとこの旅でもう一度、「サンキュー・ボス」を聞くことになる。 ガンビル駅にて 駅舎の中はとても暑い。大勢の人が列を作って順番待ちをしている。100mにもなるだろうか!列は全然動く気配すらない。この列に並ぶのかと思うと嫌気がした。 よくよく、あたりを見回すと窓口は他にもあった。ただ誰も並んではいない。案内板を確認してみると、そこにはジョグジャカルタ行きと書いてあった。何故閉まっているかわからない。いつあくのだろう。近くにいた人に聞いてみた。英語が通じない。うっ~という感じ。まわりはローカルな人たちだけで観光客らしき人はほとんど見かけない。見かけないというよりいない。暑さと周りの雰囲気に異様さを感じ、あきらめてホテルに向かう。 ここでまたタクシーの運ちゃんと交渉。40000ルピア、高い!駅の近くに予約してあるから歩いてもいける距離にホテルはあるはずなのだが、あたりを見回してもそのようなホテルは見当たらない。仕方がなくタクシーでホテルに向かう。ホテルに向かう道順を確認する。10分もしないうちにホテルに着く。歩いたら10~15分ぐらいのところにホテルはあった。 |